AWS JumpStart 2023 設計編に参加してきました!

はじめに

ITANDI BBの開発をしている渡邉です。 8/8, 8/9に開催された「AWS JumpStart 2023 設計編」に参加したので体験レポートを書きたいと思います!

aws.amazon.com

イベント概要

大まかな流れは以下のとおりです。

fig1. スケジュール

1日目

講義

インフラ構築には絶対的な正解はなく、フェーズや非機能要件などによってどのような構成が妥当であるかは変わっていきます。シンプルなプロトタイプのケース下において、このままスケールしたときにどのような問題があるか、具体的な問題点とそれを解消する構成について学びました。

fig2. 講義のねらい

fig3. 当初社内数十人規模が使う想定で作った構成の抱える将来的な課題

fig4. スケーラビリティと可用性を改善した構成例

fig5. fig4.の構成の改善点

ハンズオン1

ハンズオン1では、100人未満程度のユーザが使う想定のEC2を使ったインフラ環境を構築し疎通まで確認、確認後作成したインフラリソースの削除までを行いました。

fig6. ハンズオン1のインフラ構成図

ハンズオン2

ハンズオン2では、ECS Fargateを使ったよりスケーラビリティを考慮したインフラ構築をブラウザ上から行いました。また、構築したサーバに対してApache Benchを使って負荷を書けた場合のlogの確認や、コンテナを停止させたときの自動復旧の確認などをしました。

fig7. ハンズオン2のインフラ構成図

2日目

2日目は具体的なインフラのお題を元にまずは個人でインフラ構成図を作成しました。その後グループワークで個々が作成したインフラ構成図を元に互いの構成の良し悪しを話し合いながら最終的なインフラ構成図を作成していきました。クラスター化された構成でもsessionが維持できるようにすることまで考慮できてよかったかなと思います!

fig8. 作成したインフラ構成図

感想

これまでのAWSの経験は、既存のものを軽微に改良するか、社内ですでに作られているものをもとに小〜中規模のプロジェクトを構築することが主でした。しかし、今回はゼロから具体的な非機能要件を基に、最適な設計と作成のプロセスを経験することができ、非常に有意義な学びとなりました。
また、構成は現段階で問題なく動いていても、ユーザ数などにより急に悪化することなどが考えられます。現在自分が担当しているサービスの抱える(あるいは将来的に抱えうる)問題点を見直すいい機会になりました!