こんばんわ、マイケル(日本人)です。 最近スタンプの話しばかり書いていたのでたまには開発の話をしたいと思います。 イタンジではフランジアさんとオフショア開発を行っています。 ベンチャーでオフショア開発してる現場なんてそんなにないと思うので何かの参考にしてもらえれば嬉しいです。
なぜオフショア開発?
単純に人手不足
イタンジではCTOを合わせて現在エンジニア4人、デザイナー1人でやっています。 新サービスのプライムもリリースしPDCAを回す人が足りていません。 募集もしているのですがなかなか人が来てくれません。。。誰か助けてー(´・ω・`)
エンジニアからの紹介
そこでどうしようか考えていたところ、弊社エンジニアの永嶋から紹介がありやってみようということになりました。ちなみに永嶋は僕と同い年のこの子です。
何でも以前フランジアに在籍していたことがあるとか。 もう一度永嶋をよく見てください、ちょっと日本人離れした顔をしていると思いませんか? 欧米ではないし、どちらかというとアジアよりですね。。でも日本ではなくもっと南の国っぽい。。。 そうです、フランジアはベトナムの会社です。 確認のためもう一回貼っておきますね。
現地でもよくベトナム人に間違えられたとか。うーん非常にややこしい。
で、どうなの?
コミュニケーションは心配しなくても大丈夫
ブリッジSEというポジションの人が日本側とベトナム側のやりとりの橋渡し役をやってくれるのですが 日本の文化にも精通していてコミュニケーションは日本語しか話せなくてもほぼ問題ないです。 能年玲奈ちゃんを通して熱い絆が生まれたりします。 微妙に大阪弁なのが気になるところ。
ブリッジSE以外のメンバーもちょいちょい日本語で絡んできます。 日本語で遊んでいる変なメンバーもいますね。
こんな感じで国は違えどベトナムのメンバーも合わせて和気あいあいとやっています。
高い技術力
これは思っていた以上でした。 日本でrailsが触れるエンジニアってそんなに多くないですが、フランジアのメンバーは普通に触れて 尚且つgemの中身を読み解いて拡張出来るレベルです。 正直ボクよりも普通に出来る気が。。。。('A`) コードレビューの際、たまに自分が書いたコードがリファクタリングされていて胸が痛くなります。 ありがとう。。。 ちなみにrailsだけでなくアプリ開発のほうも出来るメンバーが居るようです。
モチベーションが高い
これ仕事をやる上で一番大事だと思うんですが、メンバーはモチベーション高いです。 振ったタスクにも非常に前向きに取り組んでくれますし、ただ作るだけではなく、改善案も積極的に提案してくれます。
そんなに安くない
いい面ばかり書きましたが、出来ないことや予想に悪い意味で反していた事を書きたいと思います。 まずそんなに安くないです。 オフショア開発というとコスト削減のためにというイメージがありますが 普通にそれなりのエンジニアを雇える価格です。
仕様が決まっていないとタスクを振れない
これはある程度しかたないと思うんですが、まとまった機能概要だけ伝えてあとはよろしく的なことは出来ないです。 出来ないこともないですが、期待したものとづれていたりするので後戻りを防ぐためにもできるだけ詳細に落とす必要があります。
リリースに動作確認+手直しが必要
ソースと一緒に動作確認し手直ししないとリリース出来る品質にもっていけないです。 何が言いたいかというと、仕様を決めそれを伝えたら後はよろしくで手離れさせるのは難しいということです。
- デザインに対する意識が低い、theエンジニアと言う感じです。なのでデザインの調整をこちらでやる必要があります。もちろんmarginとかもpx単位で指定すれば出来ますがそこまでやるくらいなら自分でやったほうが早いですよね。
- 意外とテストに対する意識が低いためバグが埋まっていることが多い
ここはプルリクにテストした内容を書いてもらったりして改善を進めています。 デザインもスタイルガイド的な物ががあれば出来ると思うんですが、うーんどうしよう、作る工数とメンテナンス工数に見合うかな。 将来的には仕様を決めたら後はよろしくという流れにしたいな。
まとめ
デメリットも色々書きましたがイタンジとしてはフランジアさんに手伝ってもらうことが出来てよかったなと思っています。 値段安くは無いですが、rails書けて技術力もそれなりのエンジニアリソースをぱっと一定量確保するのは普通に採用でやると大変なのでコスト削減というよりはリソース確保として有力な手段なんじゃないかと思います。 何より仕事に前向きなので一緒に仕事していて気持ちいいです。
仕様が決まっているが実装が間に合っていない、考える頭脳より動かす手が足りていない現場ではかなりworkすると思います。 逆に問題は沢山あるが、どう解決するのか仕様から考えないと行けない等、頭脳が足りてない現場ではあまりメリットがないかな。
セカイラボさん等オフショア開発もどんどん進化している現在。この形って今後かなり一般的になってくるんじゃないかと思いました。 国の境界がエンジニアの現場でもなくなってきている現在、言われたことだけしか出来ないエンジニアはどんどん仕事取られていくな〜という危機感を感じつつ、助けてくれるフランジアさんに感謝です。
今後もフランジアさんと一緒に試行錯誤しながらHEYAZINEを良い物にしていきたいなと思った師走でした。